なんで太ってるの?

今まで何度も言われた言葉だ。特に中学時代の男子同級生は顕著だった。

ある生徒は馬鹿な事に「毎日マヨネーズご飯食べてるの?」とからかい、

またある生徒は「ラードが大好物なんでしょ?」と嗤う。

しかし、なぜ肥満=馬鹿にされる対象なのだろう。

勿論本人の運動不足など様々な要因はあるにしろ、痩せられない理由がある人だって世の中にはいる。

それは体質的なものかもしれないし、環境的なものかもしれない。

私の場合は後者にあたる。何故か。

結論から言えば、痩せようとすると母親に怒られるからだ。

とあるネット記事によれば、子供は親同士の喧嘩などのストレスで拒食や過食といった摂食障害が顕れる事もあるという。

全て親のせいにするわけではないが、私の家庭環境からしてそれが引き起こされていた可能性は十分にあるだろう。

親に止められる事もなかった私は、当然の如く太り続けた。

しかし、勿論それではいけないと思い至る時が来るのだ。

私の場合、その時期は小学五年生の時に訪れた。

真っ先に母親に(既に両親は離婚している)食事の量を制限したいと相談した所、予想だにしない会話の流れになる。

詳しい会話内容は省くが、要点を言えば、母親にとって私のこの言葉は「自分の作るご飯が不味くて食べたくないから」と捉えられたのだ。

普通そんな飛躍して考える人はごく稀にしかいない。しかし、あろう事か私の母親はその稀な例だった。

大激怒した母親は、私に一生何も食べさせないと喚き散らした。経済力の欠片もない小学生にとっては命に関わる脅しだ。

そのあとはいつも怒らせた時のように殴られ、蹴られ、消えろだの何だの散々怒鳴られた。

 

時を経て中学生になった後も、保健の先生に肥満について指導を受けた事がある。それについて話してもう一度ダイエットしたいと勇気を出して相談した所、今度は「何でそんなくだらない事わざわざ聞きに行ったんだ」と謎の責めを受けた。そして例に漏れず、先程述べた内容の二の舞になったのだ。

 

色々あって23歳になった今、私は病気の影響もあって酷い過食傾向にある。空腹でなくても食べ物を求める衝動に勝てず、食べてしまう。少しでも我慢しようとすれば一気に希死念慮自傷願望、破壊衝動が湧いてくる。それらを抑えつけるためには、食べるしか方法がないのだ。

 

これを読んで、ただ言い訳しているだけだと感じる人もいるだろう。しかしこれだけは知って欲しい。肥満は必ずしも本人の怠惰のみで成り立つ訳では無いのだ。どうか太っているからとその人を迫害しないでほしい。汚いもの扱いをしたり、存在を否定しないでほしい。

それが、場合によってはその人の存在を永遠に消し去るトリガーになりかねないのだから。

はじめに

このブログは私が体験してきた事、それを経てどんな考えを持っているかを綴っていく場所となります。

読んでいて気持ちの良いものではありません。苦手な方はそっと閉じてください。

 

私自身、気持ちの整理をつけたくてふと思い出した過去を書いていきます。

なので時系列順では無いかもしれません。

 

以上の内容に了承頂けた方のみ、どうぞよろしくお願いいたします。